« 今日の星空 (ボーデの星雲(M81&82)、球状星団M2、とオマケ) 副題:目盛環の精度について | トップページ | 番外編 (目盛環(バーニヤ付き)の精度の検証) »

2016年12月18日 (日)

番外編 (スカイメモS機材構成の現時点でのまとめ)

当ブログにご訪問いただくきっかけとして一番多いページは、入り口としてもページビューとしても「スカイメモSの極軸修正方法と極軸の合わせ方について」なのです。

購入された方なのか、検討中の方なのかはわかりませんが、自分がスカイメモSを使う上で現時点で一番ベストだと思う構成についてまとめてみました。

カメラやレンズを除いて「こうなっていると使いやすい」という構成です。

これが、今、主に使っている構成です。
_dsc6523

三脚は写っていませんが、耐荷重10kgの「GITZO G1320」を使っています。

土台となる三脚はできる限りしっかりしたモノがいいです。

ちょっとの風などにはびくともせず積載重量にはかなり余裕があるモノを使うと、「なんでブレちゃうのか」&「何処に原因があるのか」という問題に直面した時、少なくとも上物に原因があると絞れます。

微動雲台の水平を出すために自分はまだ使っていませんが、例えば「Vixen 天体望遠鏡 三脚アジャスター」みたいなものがあると便利だと思います。

自作しようと図面と材料は用意してあるのですが、まだ作っていません(^^;

スカイメモSの「本体」、「微動雲台」、「微動台座&アリ型プレート」、「バランスウェイト」は必須と考えます。

それ以外に・・・。

(黄→)は「微動台座&アリ型プレート」を使うと明視野照明装置が使えなくなるのでアダプターを作成して使用可にしています。

(赤→)は天体を導入する際にファインダーの代わりに使用している「目盛環」です。事前に天体の赤緯&赤経を調べていくか、現場でスマホのアプリ「TeleSkyMapBT2」を使用し始めました。今までは「星座表」というアプリを使っていましたが文字が小さすぎて見辛かったのです。精度についてはこちらで検証しています。超便利です!望遠レンズなら必須でしょう。

(青→)はカメラの写野を回転させるために使っている自作鏡筒バンドです。アルカスイス規格のクイックリリースプレートで赤緯軸周りのバランスが取れるようになっています。回転機能がある三脚座や何らかの回転装置は構図を変えるためには必須です。広角レンズにはなかなかそういった物はないので試作中(材料だけ買ってある)です。作りました。レボルビング装置という名前で市販されているモノを参考にしました。

(緑→)はクイックリリースプレートのノブがアリ型プレートと干渉するため嵩上げにエツミのアダプターを挟んでいます。

と、こうなっていれば現場で困ることはまずありませんよ。

※20170508追記
微動雲台について
理想的な微動雲台にたどり着きました。
ただちょっと特殊なのでヤフオクなどでいい出物がない限りお勧めするものではありません。
普通に買うとポータブル赤道義では見合わない投資になりますので、こんなのもあるということで覚えておく程度でいいかと思います。
その機材は・・・水平微動に回転ステージ、垂直微動にゴニオステージを組み合わせて使うのです。
自分はヤフオクで1万円ちょっとで手に入れました。
それまでそういったものがあることは知っていたのですが、手に取って見る機会がない+高額な為検討範囲外でした。
実際に使ってみるとすごく便利ですし剛性感があって素晴らしいです。
何より極軸の導入がとても簡単。
もう離れられません。




目盛環の補足です。

赤緯軸。
_dsc6521

10分単位まで合わせられるバーニヤ目盛を付けています。(5分単位までの目盛も作ったのですが、現場で見るのは辛そうなので止めました)

まぁ、ラベルシールに印刷して貼り付けている時点で精度は高くないでしょうけど、それでもそこそこの精度で天体を導入できますよ。

※20170917追記
赤緯目盛環を少しだけ改良しました。
詳しくはこちらをご覧ください。

赤経軸。
_dsc6522

こちらは1分単位まで合わせられるバーニヤ目盛を付けています。


ちなみに収納はお互いの径が近いのでとってもコンパクトになります。

重ねて・・・。
_dsc6524

スッポリ収まります。
_dsc6526

自分が作って一番良かったと思っているのは、この目盛環なんですよ。



さて、これから撮影に行きたいところですがGPVによると快晴ではないようです。

月が昇るまで、出来たら撮影したいところですが・・・。

« 今日の星空 (ボーデの星雲(M81&82)、球状星団M2、とオマケ) 副題:目盛環の精度について | トップページ | 番外編 (目盛環(バーニヤ付き)の精度の検証) »

Skymemo-S(スカイメモS)使用記」カテゴリの記事

Skymemo-Sの目盛環」カテゴリの記事

工作関連」カテゴリの記事

機材」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ。
こういう機材情報は赤道儀を手にした自分にとって参考になります。
しばらく触ってみて赤緯軸周りのバランスの悪さを改善しないといけないかと思っています。
スライド式のプレートを付けるのは良さそうですね。
参考にさせて頂きます。

バランスをとるのは非力な赤道儀にとってはいいことだと考えています。
モーターにとっては赤経軸だけでいいかもしれませんが、赤緯軸もそうしておけばいろんな意味で万全です。
ご自分の機材に合わせて工夫してみてくださいね。

こんにちは。
この目盛環はいいですね。うちのAP赤道儀にも目盛りが付いて
いなくて難儀しています。スターブック10で自動導入する裏技も
あるようですがちょっと大変そう(費用的にも)なので、真似したい
です。この目盛りは粘着テープにプリントするのでしょうか?

そうですか、AP赤道儀にもついていないんですか。
APだったらオプションにありそうなイメージがありますね。
この目盛はフリーのキャドソフトで作成して市販のラベルシール(A4版フリーカット)に印刷しました。
もっと細かく読み取れるようにしたかったのですが、径が60mmと70mmなので自分の目にはこれが限界でした(^_^ゞ

はじめまして。

最近、スカイメモSを購入したので色々と参考にさせて頂いています。
まだ使いこなせていませんが・・・

ところで、この目盛環は塩ビ管を加工されているのでしょうか?
とてもきれいに出来ていてますね。
作り方を紹介して頂けると幸いです。

あるいは、販売予定とかはないでしょうか・・・?

ようこそかみさん。
まずは購入おめでとう?ございます。

目盛環の販売は考えておりません。
赤径軸目盛環の縁の加工を除けば特別な工具は不要なので作る過程も楽しんでもらいたいなと考えています。
最低限電気ドリルは有った方が良いと思いますが・・・自分はホームセンターで2000円ちょっとの電気ドリルがあれば出来ると思いますよ。(自分が持っているのはまさにこれです)
このドリルをしっかり固定することができれば縁の加工も可能だと・・・。

ちなみにザックリと作成方法をこちらで書いています。→http://camera-de-youing.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/s-3eb0.html
ここではバンドソーやボール盤を使用していますが無くてもノコギリとドリルで大丈夫。
赤径軸は塩ビ管キャップを繰り抜いていますが、切り落としてしまっても構いません。
VP30のソケットを挿入するので、極望にちゃんとハマりますよ。

ブログなので項目毎に順を追ってまとめられません。
見辛い点はご容赦下さい。
もう手を入れるところはない、スカイメモSはこれで完璧、と思ったらウェブページとしてまとめたいとは考えていますがその頃には過去の遺物になってるかもしれませんね(^_^ゞ

あ、ごめんなさい。
最低限必要な工具はノコギリです。
パイプ専用があればなお良しです。(自分は持っていません)
電気ドリルは工作一般として最低限あればと思ったんですがここでは必須ではないです。
あと耐水ペーパーや丸いヤスリ等があると切断面や接触面の調整に便利だと思います。
切断の目安にマスキングテープとか養生テープがあると役に立ちますよ。
ノギスも欲しいかな?

早々にありがとうございます!!

色々ととても参考になります。

電動ドリルやノコギリは持っているので、あとはホームセンターに行ってみます。

2点、追加で教えてください。

赤緯軸の作成について書かれているページはあるのでしょうか?

目盛シートはCADで作られたようですが、CADソフトを持っていません。
どのように作られたのでしょうか?

度々すみませんが、よろしくお願い致します。

To:かみさん

赤緯軸はTSソケットの呼び径50のモノがピッタリ合いました。
なので、切るだけでOKです。
ということで作成過程は掲載していません。
ソケットは内径が中央ほど狭くなっています。
広めなところを使って中に100均で売っている薄いフェルトシートなどを貼って調整してあげるといいかと思います。

赤経軸も冬は縮んできつくなりますので同じような処理をしてあげるといいですよ。

スケールには自分はフリーウェアのJWWというキャドソフトを使いました。
お絵かき系のフリーソフトで、ある長さの線を指定数で分割できるようなのがあるといいんですが、生憎存じ上げないのでそこは何とかしてもらうしかありませんね。

ちなみにJWWではこの手順で作成しましたよ。
外形を測って、円周を計算して、その結果の直線を引いて、その直線を欲しい目盛の分分割、分割点に目盛の直線を1本引いて、後はコピー、って感じです。
何かお得意のソフトで工夫してみてください。

目盛の画像を貼ってもいいですけど、外周の個体差があると思うのでそのままでは使えないと思います。
出来たら目盛の作成も楽しんでいただけたらと考えております。
バーニヤ目盛も自分の読みやすいように作れるし・・・。

さっそく詳しい説明ありがとうございます。

赤緯軸は簡単そうですね。

目盛は実測値をもとに計算して作成ですね。
あまり工作はやらないので、バーニヤ目盛の原理もわかっておらず・・・

ちょっと勉強が必要そうです。

工作は嫌いではないので、色々とトライしてみます。

スカイメモSの情報やIR改造カメラの情報など興味深いものが多いので
また質問させて下さい。

よろしくお願いします!

To:かみさん

JWWは自分もここ数年でなんとか使えるようになったレベルです。
工作に便利そうだと思ってネットを見ながら使って覚えました。
直線を分割する機能も、このスケールを作る際に初めて使ったくらいです。

解説本もいろいろ出ているみたいですけど、ネットで解説しているサイトもありますので、わかりやすいサイトを見つけて勉強するほうが安上がりでいいと思います。

工作が嫌いではないとのことなので、使えるようになると役に立つことが多いと思いますよ。

こんばんは。

ホームセンターを駆け回って材料を集め、本体部分は出来ました!
同じ材料がなかったので、少し形が違いますがしっかりはまりました。

あとは目盛の方はこれからですね・・・

明視野照明も作ってみました。
それに微動雲台もネジを変えてみたのですが、方位のネジはM6のがあったのですが
高度のユリアネジが見つからず・・・
サイズはM3~M5までしかないようなのでM5を買ったのですが合わず。M6はネットで
も見つからず・・・

サイズが分かったら教えて下さい!!

あとバーティノフマスクも作ってみたいです。

To:かみさん

微動雲台のネジサイズは覚えていませんが、どちらも同じサイズでしたよ。
水平微動が6mmのピッチ1mmだったなら抑えのネジも同じもので元の六角ボルトと似たような長さのネジを探していただければいいと思います。
不安でしたらホームセンターにネジの規格を調べるツールがありませんか?
こちらでは各お店で実際にネジをねじ込んで確認できるツールが置いてありますけど・・・それかバラのナットが置いてあればそれにねじ込んでみれば確認できますよ。

バーティノフマスクは「バーティノフマスク 自作」をキーワードに検索するといろいろなサイトがヒットします。
自分はGoogleで検索して最初に出てくる「星もカワセミも」を運営するぐっちさんのブログを参考にさせてもらいました。
あとは紙を切り抜くのかOHPシートに印刷するのかといろいろな手法があると思いますので、ご自分の環境で最適な方法を見つけてくださいね。
自分の場合、最終的にOHPシートを使いましたが、使用するプリンターでも対応する用紙は変わってくると思うのでどれがいいとは言えません。
OHPシートの透明度については自分なりに比較した記事がありますのでよかったらご覧ください。→http://camera-de-youing.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/lngpacific-notu.html
実際にどれを使ったのかはこちら→http://camera-de-youing.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-5b2e.html

ありがとうございます!

ネジを外して持って行けば良かったですね。
水平微動と同じだとM6ですか。
近所のホームセンターでは扱いがなく、検索したらモノタロウで見つかりました。今度探しに行ってきます。

OHPシートも各社透明度が違うのですね。さすが研究熱心で!
amazonで同じのを見つけたので買ってみます。

道具の準備ばかりで写真の方は…

またよろしくお願いします。

スカイメモ初級者です。星野、星景をボチボチやっています。星雲星団にも挑戦したいのですが、自動導入などの高価な機材は手が届かないので、こちらに紹介していただいている目盛環による導をぜひ実現したいと思っています。
一点、教えてください。赤緯側の目盛環はクランプにはめ込まれているのでしょうか?その場合、粗動のためにクランプ緩めたり絞めたりすると目盛環も動いてしまいますよね、そのあたりどうなるのでしょうか。

To tobosakuさん、再度のご訪問ありがとうございます。

写真の通りクランプノブに被せています。
クランプを締めた後は粗動はさせません。
微動のみで運用していますよ。
その方が確実だと思います。
自分の使い方ではこのことで困ったことはありません。

粗動が必要でしたらもうちょっと工夫を凝らして、設定後に赤緯体に目盛を固定できるようにストッパー機構を付けたらいいかもしれませんね。
その場合目盛環自体が二重構造になっていて回転機構が必要なのかな?
ん?そんな単純じゃないか・・・。
より便利にりそうな・・・ぜひ作成してみてください。

余談ですが、M31のDSSでの処理は”SATURATION”をどうしていますか?
この調整を嫌う方もいるみたいですが、自分は20-25の範囲で色を出しています。
この辺りの設定を細かく載せている方はいらっしゃらないので、他の人はどんな設定で処理をしているのか興味がありますね。

早速の回答、ありがとうございます。
微動のみで運用、ですか。微動台座&ありがたの使い方にまだなじんでいませんので練習してみます。
”SATURATION”についても、DSS手探り中で(^^;)
ご教示ありがとうございます。
目盛環については、今日貴サイトに出会って早速材料は集めましたし、結構そういう細工事は好きな方ですので、あすから取り組みます。
ありがとうございました。

To tobosakuさん、ふと思いつきました。
一番上の写真で、緑の→部分であるアルカスイスクランプノブの干渉を避ける嵩上げ用のアダプターに目盛環を付けたら粗動もOKですね。
思いついたばかりでアダプターの外径が分かりませんが、似たようなサイズに見えるのでちょっとの調整でイケそうですよ。
自分も今度やってみます。
だけど、粗動時クランプを緩める際に、気を付けないと極軸を狂わしてしまう可能性があります。
あまり締めすぎず、かつ、しっかり固定できるような力加減に慣れないといけませんね。

To tobosakuさん。
エツミのアダプターはネット情報では60mmとなっていました。
呼び径50のTSソケットの内径は最大で60.8mmなのでなんとかなりそうですよ。
もっともtobosakuさんが同じような使い方をしていらっしゃるかどうかわかりませんが、参考になれば幸いです。

アイデア、ありがとうございます。
エツミのアダプターとは気づきませんでした。

あれから毎日スカイメモ目盛環作戦で頭一杯ですが(^^)、考えてみれば目盛環での天体導入をやろうとすると、自由雲台というわけにはいかないので、カメラ回転装置も必要と気づきました。ゲッ!ですが、こちらも貴サイトを参考に自作に挑みまして、どうやら目途が立った段階です。
その過程で回転装置の台座(赤緯微動に取り付ける部分)が難関でしたが、ハンズで60Φ×20mm厚のアルミ材を購入し、ドリルとタップで工作しました。で、目盛環もここにはめ込めるという算段ですが、今試してみるコンマ数ミリで入りません(涙)。まあ、ちょっと手間かければなとかなりそうですが、今日のところは一休みです。

To tobosakuさん、回転装置も作られましたか!
60mmというのがミソですね。
水道や雨樋等60mmの部材が結構あります。
旋盤でも持っていたらそれほど気兼ねなしに工作できるんですが・・・。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/593299/64642219

この記事へのトラックバック一覧です: 番外編 (スカイメモS機材構成の現時点でのまとめ):

« 今日の星空 (ボーデの星雲(M81&82)、球状星団M2、とオマケ) 副題:目盛環の精度について | トップページ | 番外編 (目盛環(バーニヤ付き)の精度の検証) »

GPV気象予報

  • 雨量・雲量
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ