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2017年2月 6日 (月)

番外編 (力加減が難しいスカイメモSの極軸調整)

月が明るくなりましたので、星空を撮るのは気が進まないですね。

なので、前からやってみたかったスカイメモS用微動雲台のグリスアップをしましたよ。
(グリスは「高粘度の硬め」でモーター駆動部には使わないでくださいというタイプを使いました。)

この雲台は使っている人ならわかるかと思うんですが、動きに癖があります。


まず高度調整ネジについて。

高度調整ネジはバックラッシュというのか遊びというのか(同じ意味ですか?)があり、ギアに噛むまでがなんか不安な感覚になります。

極軸を合わせる際に「あっ!ちょっと行き過ぎた」と戻そうとするとしばらく動き出さない範囲が存在します。

そこからギアに噛みだし動き始めて少しの間ネジの負荷が軽いのです。

そしてその範囲は手ごたえがないのでしっかり止まっているのかクランプを締めていても不安があるのです。

ちなみにこのとき微妙に横ずれを起こしています。

自分の場合、極軸導入はマニュアル通りにはやっておらず、スケールの水平&垂直を出してからスマホのアプリが示す位置に北極星を合わせるのですが(詳しくはこちら)、その方法だとスケール上を動く北極星が、高度調整ネジで切り返した時にスケール上から外れるのです。

ネジを回す手に負荷が感じられるようになるとスケール上に北極星が戻ってきます。

なので、ちょっと戻したいということはせずに、一度大きく外してから一方向(上か下か)だけで位置を合わせるようにしています。



次に左右微動ネジについて。

このネジの改善点についてはこちらで詳しく書いています。

改善後も微妙に癖が出ます。

その癖は締め込んで固定する際にネジの回転に合わせて照準が上下どちらかに動くのです。

それは固定方法がネジによって内部の突起を挟む方式になっているためなのですが、上下の動きを白いユリアネジへの交換により抑えていても微妙に出るんですよ。


今回のグリスアップはそれぞれの問題が緩和できたらいいなとの思いからなのです。

高度調整ネジについては固いグリスに交換することで感触を変えたい。

左右微動ネジについては固いグリスを内部の突起に塗ることでグリスの持ちが良くなれば上下動に多少いい効果が出るのではという期待。

それぞれの効果がいい方向に出ればいいなとやってみました。

結果から言いますと非常にいい感じになりました。

まだ、多少の癖が感じられるものの、以前から比べたら月と鼈!

(あ、書き忘れましたが高度調整ネジは、ノブと反対側(極軸合わせの時自分から見える方)の固定ネジ(カニメレンチなどが必要)を少し締めました。
ノブを回すとき多少重くなりますが手に感じる感触は良くなります。)



そうなると、前の状態で合わせた赤経体と極軸望遠鏡の回転軸がもっと追い込めるのでは?という考えが沸いてきました。

前置きが長くなりましたが、今回はそのとき起こった出来事です。

微妙に合わせきれなかった極軸望遠鏡の回転軸(ホントにちょっとですが)を合わせようとあるイモネジを緩め代わりにほかのイモネジを締め込んだら・・・フッと軽くなったのです。

???

ネジ溝をなめちゃった?( ̄○ ̄;)!


もうどうにもなりません。

仕方がないのでバラしてみたら原因が分かりました。
1956251

今までの調整時にズレないように締めすぎてイモネジがスケールの枠を削ってしまっていたのです。

これ、見た目にアルミ(ジュラルミン)製なんですね。

もうちょっとしっかりした金属だったら良かったのに・・・。


内部は金属粉だらけでした。
1955061


つまり、イモネジが枠を削ってネジの長さが足りなくなっちゃったわけです。


各部清掃後、イモネジが当たる部分を傷のないところに変えて元に戻しました。
(自分は経度差補正メモリを使わないのでこんな感じでOKです)

回転軸は後日合わせます。

そこで教訓。

締めると結構締め付けることができますが、適度なところでやめておきましょう。

軽い力で止まる範囲で調整しましょうね(^^;)

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Skymemo-S(スカイメモS)使用記」カテゴリの記事

コメント

'カメラで遊ing'さんのHPを参考にスカイメモを購入しました。
『微妙に合わせきれなかった極軸望遠鏡の回転軸(ホントにちょっとですが)を合わせようとあるイモネジを緩め代わりにほかのイモネジを締め込んだら』と書かれていますが、あなたの手順だとイモネジは触らなくても良いのでは無いのですか?
『ある』と『ほかの』のイモネジを詳しく教えていただけないですか。

購入おめでとうございます。
これからが楽しみですね。

こちらは読んでいただけましたか?→http://camera-de-youing.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/s-b7d5.html

そして回転軸が合っていますか?
合っているならやらなくてもいい作業なんです。
自分がやっているのは微妙に合っていないからなんですが・・・スケールを動かす為にはどこかを緩めない限り動かせませんので。
イモネジは120度間隔で固定していますから、どこをどのぐらい動かすとかは説明し辛いのです。
こればかりはご自分でやってみてくださいね。

ばらした写真を見ていただければ仕組みはご理解いただけると思いますので考えながら&実際スケールを見ながら調整してみてくださいね。

蛇足ですが、広角レンズでの撮影が前提でしたらそれ程こだわらなくてもいい部分になります。
望遠レンズの撮影でしたらこだわってやりたい調整です。

ご回答いただき有り難うございます。
ご連絡いただいた記事を含めスカイメモに関する記事は、一通り拝見しました。
'カメラで遊ingさん'の回転軸が微妙に合っていないからイモネジで調整されているのですね。

昨日、納品されましたので、回転軸を確認したところ、調整済でした。
後は、現地での中心への北極星導入、水平だしとPolarisScopeが示す位置に微動雲台で北極星を導入すれば良いとの認識です。

私の認識に間違いは有りませんでしょうか。

1.5㎜の六角レンチが付属されていなかったので、日時調整リングのみ動かす事が出来ます。
緩める必要は無いと考えています。

微動ネジは市販品と交換しました。扱いやすくなりました。
微動雲台の水平調整ネジの頭は中心が出ていました。改善しているみたいです。なので、交換はしませんでした。

なるほど、今の製品は調整が行き届いているみたいですね。
後は実践投入ですね。
極軸の導入方法をPolarisScopeを使った導入でなさるのなら目盛は関係ありませんので認識されている通りでOKです。
こちらでは今晩の天気は快晴になる予報なので何を撮ろうか思案中です。
そちらでも快晴でしたら最高ですね。
星景写真、堪能してください。
星景でしたらある程度画角の広いレンズを使われると思いますので、かなりの時間露出できます。
あまり長い時間やり過ぎてもノイズなどの問題が出ると思いますので、最適なパターンが見つかるといいですね。

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