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2017年9月27日 (水)

番外編 (赤経の月日目盛環を目盛環に利用する)

今回はtobosakuさんが考案された、塩ビ管を使った工作が不要な目盛環の紹介です。

自分は多くはありませんが、工作道具をそこそこ持っています。

ほとんど中古でリサイクルショップで買い求めた物ですが、そんな便利道具が少ないと赤経軸の目盛環作成はハードルが高いようです。

基本的にはノコギリと丈夫なカッターがあれば作成は出来るのですが、縁の加工はその丈夫なカッターでチマチマ行うことになり怪我の可能性も高い工作です。(実際試作時はその方法でチマチマ作りました)

それに対してこちらの目盛環はパソコンがあれば出来る物なので安全です(^^;


スカイメモSに関することを扱うブログとしては「これも紹介しておかなければ」と勝手に思い込んじゃったんですよ。

ちょっと難しかったのが、月日目盛の盤面が円錐形な事。

正確に測る道具は持っていないので、ノギスで測って計算サイトで結果を求め→JW_CADでパターンを作る→印刷して盤面にあててみる→測定が間違っているようで合わない・・・を3回ほど繰り返しようやくほぼピッタリなスケールが出来ました。

なんせJW_CADも自己流で覚えたので、難しい図面の引き方というか簡単に使える技をあまり知らないのです。

今回は円周上に均等に線分を作成する技を覚えましたよ。

おっと、そんなことはどうでもいいですね。



では、本題に・・・。

データとしてはJW_CADで扱えるものと、Webブラウザから印刷できるものと2つ用意しました。
Hardcopy
左はJW_CAD、右はInkscapeの画面です。

Webブラウザで扱えるデータは”Inkscape”等SVG形式のファイルを扱えるソフトで編集もできます。

ただし、ソフトの操作についてはこちらも素人なのでお答えできませんのであしからず。


こちらの印刷環境ではそのまま印刷してバッチリでした。

こんな感じです。
Dscn6427

Dscn6428

補足:見ての通り北極星の導入に月日目盛は使用できなくなりますので、他の方法で行ってくださいね。
例えば、こちら



ただし、貼るのが難しいです。

自分が不器用なだけかもしれません。

そもそも貼り始めがズレていました(^^;
Dscn6429

こちらの目盛環を使う場合は読みにくいのでバーニヤは使わない方がいいかもしれません。

この写真で言うと、バーニヤを少し手前にはみ出す様に貼って角を下側に丸めるように貼れたらいいのかな?

バーニヤと目盛環が同じ面上にないので読みにくいんですよね。

※追記
さすがに貼り直しましたよ(^^;
目盛の読みやすさから、自分は塩ビ管の目盛環を使いますが、しばらくは検証のためにこちらの目盛環も使います。

※またまた追記
この目盛環を使用した時の導入精度の検証をしました。
212mmの画角(フルサイズ換算318mm)でのテストです。
こちらで書いています。


こちらがデータです。

「SCALE_CIRCLE.svg」をダウンロード

ブラウザで開いてラベルシートに印刷してご利用ください。

JW_CAD用はこちら。

「SCALE_CIRCLE.jww」をダウンロード



後は赤緯軸だけ作れば、見えない天体もあなたの手中に!!

赤緯軸の目盛環はTSソケット(呼び径50)の端っこを15mmぐらい、ノコギリで切るだけで出来ますよ。

内側に薄いフェルトシートを貼れば完成です。


あ、目盛が無きゃダメですね。

赤緯目盛環のデータはこちらです。

SVG 「SCALE_2.svg」をダウンロード

JW_CAD 「SCALE_2.jww」をダウンロード

バーニヤ目盛はお好きな方をお使いください。

使わなくても十分な精度で導入できます。


それと、目盛環の使い方自体はネットで検索してくださいね。

簡単に紹介しますと・・・。

1.明るく手動で導入しやすい天体を導入する。

2.その天体の時角を調べてその通りに赤緯&赤経目盛環をセットする。

3.導入したい天体の時角を調べる。

4.目盛を見ながら赤緯&赤経軸を動かし調べた時角に合わせる。

以上で400mmぐらいの望遠レンズなら、カメラの画角に導入できていますので、後はテスト撮影しながら位置の微調整を行ってください。

では、スカイメモSで星空を堪能してくださいねー!



※20190214追記
kiraratetoさんからリクエストのあった赤経目盛環のデータを貼っておきました。
作った当初は塩ビ管の製品のバラつきを考えてデータを貼るつもりが無かったんです。
外径の実測で作ってもらうのが一番いいだろうと・・・。
外径の過不足がありましたら、何か適当な手段で拡大縮小してくださいね。


SVG 「Memoriwa_V40.svg」をダウンロード

JW_CAD 「Memoriwa_V40.jww」をダウンロード

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コメント

遊ingさんも作られたんですね。円錐形、厄介ですね。私の方も中心角がまだ少し違うようで円周はあってるのですが傾斜が合わず、ちょっと皺になってますが、まあいいか^^と。で、後は読み取り精度が問題なのでちょっと工夫してみました。透明アクリルに線を刻んで目盛の上にかぶせてみました。
肝心の実用の方はいまだなのですが。

アクリル指標の記事、拝見させていただきました。
なるべく精度をあげるためにはいい対策ですね。

↑の目盛はピッタリに出来ています。
バーニヤ目盛もほんの少し長めに作ってあって目盛環側に折り曲げて貼れますので、多少読みやすくなっていますよ。
だけど指標が直接オーバーラップしているtobosakuさん方式の方がわかりやすいですね。

何度かこの目盛環で導入していますが、精度に関しては全く問題ありませんでしたよ。
あ、問題ないというのは340mm程度までしか試していないので、それ以上の焦点距離ではズレが大きくなっていくかもしれません。

skymemo Sの自作目盛環紹介いただきありがとうございました。
1軸ガイドは目途が立ったのですが、普段自動導入に頼り切っているのでSkymemoの目盛環ができないかと探っていたら貴兄の記事に出会うことができました。
早速CADデータダウンロードさせていただきました。切り抜いて貼付してみようと思います。問題は経緯側で自由雲台の直径が49mmでボール固定つまみがある為工夫しないと目盛が付かないかも知れません
なにせ不器用なので完成するかどうかは疑問ですがTRYのてみようと思います。
ありがとうございました。

いつも楽しみにブログを拝見いたしております。
オートガイドいいですね!

赤緯の微動はアリ型プレートの微動装置を使うのでしょうか?
そうであればクランプに嵌めて使えば、ここで紹介させていただいてます目盛環が使えると思いますよ。
自由雲台の機能を使ってと言うことであれば、良い策が見つかるといいですね。

初めまして! kirarateto(インスタグラム)こと田中と申します。

skymemo Sで星雲写真、星景写真で楽しんでおります。暗いターゲットの導入に苦労しており、対策を探しているときカメラde遊ing様のブログにたどり着きました。
塩ビソケット、キャップを利用した目盛環のアイデアに感激し早速作成にかかりました。友人の協力もありソケット、キャップの加工には成功しカメラde遊ing様のブログから目盛データをダウンロードしようとしたとき赤経データは円錐形の盤面に張り付けるほうしかないことに気づきました。
本当に厚かましいお願いですが、カメラde遊ing様の使用されているデータをいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

ようこそkiraratetoさん。
本文末にデータを貼っておきました。
そー言えば塩ビ管で加工される方向けにはデータを貼っていませんでしたね。
理由は↑に書いたように当時は考えていたからなんです。
敢えて難しい方の工作をされたからにはぜひ目盛環を使ってください。
とても便利です。
個人的にはこちらの方がメモリを読みやすいし使いやすいと思っていますよ。

目盛環のデータありがとうございました。
先程完成しましたのでテストが楽しみです。夜露防止の為全てラミネートして、バーニャを目盛環に重ねるように設置しました。

完成写真見ましたよ。
バッチリですね!
お役にたてたようで何よりです。
35mm換算で焦点距離640mmぐらいまでバッチリ導入できてますよ。
最も頼りになる小道具です。

早速のご対応ありがとうございました。
インスタグラムを見ていただいたようでお恥ずかしい限りです。
先ほど月明かりの中、アンドロメダ座のミラクを導入(フルサイズ換算450mm)で
目盛環に従い方向修正、ほぼ中央にM31アンドロメダ銀河をとらえることが出来ました。
テスト結果は、最高です。本当にありがとうございました。
よろしければ、インスタグラムのハンドルネームを教えていただけませんでしょうか?

実際の使用にも問題がなかったようで良かったです。

見えない天体の導入はもちろん、例えば「この画角ならギリギリで2天体を同時に撮れるはず」なんて時に2天体の中間を導入するなんて使い方もあります。
実例ではハート星雲と胎児星雲の中間を指定して両星雲を撮影するとか。
これ、目盛環を使っていなかった頃には凄く難しい対象でした。
モニター上では目印になる明るい天体などは一切ないので、テスト撮影して確認しようとしてもどこが撮れているのか全然わからず諦めたことが何度かありましたよ。
目盛環を使えば両星雲が一発で画角に入って来るので超簡単。
いろいろ撮影して楽しめるといいですね♪

ところで、このブログ以外は何もやっていないのです。
いつかインスタグラムにも手を出すことがあったら連絡させていただきます。

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